今日もお散歩をしていると、よく逢う友人が前から歩いて来た。
いつも母に対して優しく向き合ってくれる。
母の目線の高さに腰を落としてお話してくれるので、母も親しみを持っているのが良くわかる。
認知症の人は真っすぐで素直で感受性が驚くほど強い。
自分に対して好意を持っているのか、上辺だけの表面で接しているのかを一瞬で見抜いているのだ。
好感を持つ相手とは同じ空間を共に過ごしたいと思っているので、その人の目を見たり、返事をしたり、お辞儀をしたり、その人の行く方向へついて行ってみたりする。
認知症だから分からないだろうと思うのは間違いで、上手く言葉にすることができないだけで、何らかの行動で表現しているのだ。
もしかしたら、私たちが考えもつかない次元で物事を理解しているのかもしれないよ。
知り合いのお家の敷地内にて、草花を観察中。